魔女の帽子と眼鏡をかけた VRChat アバターが、夜のランタンに照らされた庭に立っている。背後には海に浮かぶ月
LAS で仕上げた姿でワールドへ。ここに来るまでに Unity のウィンドウは一度も開いていません。

Layman's Avatar Studio 公開:Unity 不要の VRChat アバター改変、無料から始められます

ニュース

Layman’s Avatar Studio(LAS)を公開しました。本日より早期アクセスをどなたでも利用でき、Free プランもそのまま使えます。アプリをダウンロードして、Unity を一度も開かずに自分だけの VRChat アバターを作れます。

夏の間にウェイトリストへ登録してくださった方には、お約束していた 1 通のメールをすでにお送りしています。この記事はその詳しい版です。LAS とは何か、公開初日に何ができるのか、料金はいくらか、そして早期アクセスとはどういう意味なのかをまとめました。

Layman’s Avatar Studio とは

LAS は、VRChat アバターの改変をキャラクタークリエイターのように扱える Windows アプリです。BOOTH で購入したアバター本体と衣装を持ち込めば、着るまでの間に立ちはだかる技術的なセットアップは LAS が引き受けます。裏側では Unity と VRChat SDK のインストールから操作、あなた自身の VRChat アカウントでのアップロードまでを自動で行いますが、その画面を目にすることはありません。

すべて非破壊です。元のファイルには一切手を加えず、加えた変更はどれも 1 ステップずつ元に戻せます。

ほかの方法との比較は、Unity なしで VRChat アバターを手に入れるすべての方法にまとめてあります。短くいえば、アバターワールドでは他人のアバター、プリセット系アプリではプリセット、改変依頼では変更のたびに費用がかかります。LAS は、アバターが自分のものであり続けて、編集にお金がかからない道です。

公開初日にできること

公開時のビルドは 0.6.1 です。夏の間のベータ版で追加された機能をすべて含んでいますので、ひととおりご紹介します。

  • ワードローブ。 アバター本体と衣装を入れて、衣装にチェックを付けるだけで着られます。配線は LAS が行い、必要な衣装にはゲーム内のトグルも自動で付きます。手順は衣装の着せ方ガイドをご覧ください。取り付け先の情報を持たない髪やアクセサリーも、拒否されるのではなく、髪は頭に、それ以外は腰に自動で取り付けられます。
  • スタイル。 アバターが着ているものを何でも色変えできます。パーツ 1 つずつでも、複数パーツをそろえてでも。VRChat アバターの色を変える方法で紹介しています。
  • モーフと物理。 体のブレンドシェイプと、髪・しっぽ・スカートの物理をスライダーで調整できます。
  • 装備とアビリティ。 衣装の各パーツには、スポーン時に表示するかどうかを決める目のアイコンがあり、パーツを隠すと製作者が対にした縮小ブレンドシェイプをゆるめるかどうか聞いてくれます。アビリティパネルはゲーム内トグルを作ってくれるうえ、アバターに元から付いているスイッチは重複させずにそのまま採用します。
  • トランスフォーム。 アバターの骨格をわかりやすい名前のツリーで表示する新しいパネルです。ビューポートで帽子をクリックして、G で移動、S で拡大縮小、R で回転。Blender と同じ操作です。位置のずれたポニーテールや、もう少し大きくしたい頭は数秒で直せます。詳しくはトランスフォームパネルのガイドへ。
  • 試してみる。 アップロード前に、Expression メニュー込みの本番ビルドでアバターを試せます。ビューポートで髪やしっぽをつかんで揺らすこともできます。
  • Go Live。 公式 SDK を通して VRChat へアップロードします。ビルド開始前に、現在のパフォーマンスランクと、そのランクを決めている項目を表示します。アップロード用のコピーには最適化パスが走り、安全にできる範囲で統合や削減を行います。各ステップにスイッチと結果の表示があり、完了画面ではランクが動いたかどうかを伝えます。プロジェクト本体には手を触れません。
  • 元に戻す、やり直す、履歴。 すべての変更が名前付きのステップになり、どこへでも戻れます。

上に挙げたものはすべて Free プランで使えます。プランによる機能制限はありません。

料金

Free プランは体験版ではなく、ずっと無料で使えるプランです。同時に最大 5 体まで、カスタマイザーとアセット設定はフル機能、VRChat へのアップロードも含まれ、アカウント登録は不要です。

Pro は月額 $9.99 または年額 $99.99 で、アバター数の上限がなくなります。Commercial は月額 $19.99 または年額 $199.99 で、作ったアバターを他の人に納品するためのライセンスが付きます。改変依頼 1 件分で元が取れる金額です。料金セクションでは日本円で表示され、Free から始めていつでもアップグレードできます。日本語 UI と日本円でのお支払いに対応しています。

早期アクセスとは

早期アクセスとは、アプリはもう使える状態で、まだ育っている途中ということです。アバター本体も衣装も作りは少しずつ違い、LAS は実際に BOOTH で購入した多数のアセットで検証していますが、お手元のものが初めての引っかかりになるかもしれません。そのときはぜひ教えてください。Discord サーバーはどなたでも参加でき、このサイトのフッターにある「フィードバック」リンクも私たちに直接届きます。

LAS は自動で更新されます。修正が出れば次回起動時に手に入り、ドキュメントサイトの新機能ページに各ビルドの変更点が載ります。

必要なもの

数 GB の空き容量がある Windows PC、New User 以上のトラストランクに達した VRChat アカウント、そしてセットアップ時に一度だけサインインする無料の Unity アカウントです。手順はすべて LAS が案内します。詳しくははじめにガイドをご覧ください。

ありがとうございます

LAS が生まれたのは、Unity の手間がアバター文化から人を遠ざけていたから、そして BOOTH のエコシステムには、買う側を主役として扱うツールがあってほしかったからです。このブログの記事も、ドキュメントの各ページも、アプリ本体も、英語と日本語を同じ日に公開しています。これからも変わりません。

Layman’s Avatar Studio をダウンロードして、何か作って、ぜひ見せにきてください。